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マネジメントと起業家精神が必要な時代になってきた

 もし、従業員として勤務しているなら、そして人の上に立つ立場にないなら、マネジメントや起業家としての資質など必要ないと思う人は多い。多くの場合、起業家としての知識を求める人は脱サラをしようとか、お金持ちになろうとかそう言った考えで勉強する人が多い。

 しかし、現在は非正規労働者が多い時代である。企業が従業員を養っていくということはしなくなって来ている。従業員は使い捨てと言った姿勢も多い。そう言った時代にどう生き抜くか。

 ただ、安定した企業で安定した収入を得て安定した生活を送りたいと思う人は、いい大学に入学しいい成績を残しいい企業に入社すればいい。しかし、経済的な事情でいい大学にはいることすらできなく、また安定した大企業にも入れない、いや、正社員にすらなれない人たちが多くいる。

 こうなると、自分自身が個人事業主だという考えを持たないと、常に金の心配をし、常に生活に困窮し、ついには生活保護で食いつないでいかなければならなくなる。事実現在ほど生活保護受給者が多い時代はない。

 会社を興そうとか脱サラをしようとか思う人だけでなく、非正規労働者こそが、起業家としての知識を得て、常に戦略を考える必要がある。そうすることで仕事の中から学べるものは格段に多くなる。そして、戦略を立てながら仕事を行なうことでいざ自分がリーダーになった時、勝てるチーム作りができる。

 日常生活においても戦略とマネジメントは充実した生活をおくるために必要不可欠だと思う。例えば、年に数回バカンスや旅行を楽しみたいとする。そうなると、どれだけ楽しめるか、またどれだけ費用がかかるかを入念に計算し、年収から必要経費を引いた額を12等分し、それで生活して行く必要がある。

 金をかけるべきことを明らかにし、それに楽しみや意義を集中させることで、生活を簡素化し、日常の余分な出費を減らすことだってできるわけだ。

 まわりと同じことをする必要はない。必要だと思うことにはどんどん金をかけ、必要でないものには金をかけない。そうしたマネジメントがしっかりしている人ほど充実した人生を送っていると思うのだが、どうだろう。

 実際、月収18万の人が充実した生活をおくる一方、月収25万の人が不平不満を垂れ流してるというような事例は多く見られる。


Point 1

・自分にとって何が一番大切かを考える。

・必要な物には集中的にお金をかけ、不要なものは捨て去る。

 

Point 2

・収支計算をする。

・必要最低限の生活を維持するのにどれだけの収入が必要かを考える。